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国富が細る

 「セブン&アイ、そごう・西武売却を検討」2022.1.31

 「地元で産めない!」(和歌山県新宮市)2022.2.1

日本の経済が細る中、コロナ禍も相まってこんなニュースが飛び交う。

「採算が合わないから」なのだろうが、MMT的にはその奥に眼を向けることになる。

それは果たして、「不要なサービスなのか、過剰生産」なのか、それとも、

「需要も生産力もあるのに、取引が成立しないもの」なのか?


後者である場合、そのために、供給を細らせることは、それこそ国を貧しくすることになる。

 MMT的には、

「本当に重要なのは、供給力、生産力。」

「需要と供給をつなぐための手段としてお金があるだけ」

などととらえられており(森井じゅん8:44-10:05ムギタロー16:44-18:15

すなわち、

「需要と供給があるにもかかわらず、それをつなぐことが出来ないときは、システムを見直す。」

べきものである。

 初期の資本主義経済では、需要>>供給であり、市場のメカニズムが機能していたが、経済が成長し、多くの分野で供給能力が十分な段階になったところで、「利益重視」「コスト削減」「選択と集中」など、お金の尺度での効率化がすすめられるようになった。

 これらを全く不要というわけでは無いが、効率化によって、お金の先にある「国富としての供給力」が削られることの無い様、注視してゆく必要がある。


 私は、ここ1年ほどで、こういう見方で世の事象や政策を見るようになってきました。

実際の世界では、「お金の制約」が少なからず存在しているものの、意識するだけで少しは世の中が変わる気がします。

「耕作放棄地」「シャッター街」なども、本当に需要が無いのか、取引が成立しないだけなのか?

採算が合わないからと言って研究開発とか、インフラ投資といった分野を削って良いものなのか?

よく考えて、みんなで声をあげる必要があるでしょう。


テーマ : 政治・時事問題
ジャンル : 政治・経済

ごあいさつ
松本健(まつもと たけし)です。

町議会、自治会等を通して、

ずっと住み続けたい町

のために、自治、自立を目指した住民主体のまちづくりに取り組んでいます。

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〒636-0211

奈良県磯城郡三宅町三河613

TEL. 090-8452-5455

E-mail. matsumo.take@gmail.com

プロフィール
松本 健(まつもと たけし)

松本健(まつもと たけし)

昭和37年11月12日生まれ
三宅小学校、式下中学校卒業の後、奈良県立畝傍高等学校を卒業。
昭和60年に大阪大学工学部を卒業ののち、民間企業に入社。
主に神奈川県川崎市でマイクロプロセッサの設計、開発に従事。
2011年5月、同社に26年間勤務の後、故郷三宅町に戻り現在に至る。
2016年7月より、町議会議員として活動を開始。
妻と小学生の子ども1人に高齢の父の4人暮らし。三河在住。

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