H31年3月議会(終了)
先日(3/22)定例の3月議会が終わりました。
3月議会のメインは次期予算案。
結果は、原案どおり可決ですが、さまざまな質疑、討論が行われています。
予算は、ざっくりと、総額36億円で例年なみ、過疎債利用も2億円弱と前年と同等です。
内容的には、「複合施設」の設計等に9000万ほどがつけられています。
30年度は、「複合施設」計画策定として700万ほどでしたので、これからが本格的なスタートと言えるでしょう。
先に、特別委員会の委員会報告を掲載しましたが、読むのがしんどい。
自分であとから見ても、読むのがしんどいと思いましたので、かみくだいて再掲します。
①複合施設
「複合施設」については、設計予算は、2月に「複合施設だよりVol3」に示されたものとほぼ同等で、その先を含めた事業総額は7億円強というものです。
議会では、複合施設に関しては、12月より特別委員会を設置し、調査、討議を繰り返してきました。
住民のみなさんからもさまざまな声を聞かせていただき、討論をおこなってきましたが、最終的には、施設への提言を添えて、「建設に賛成」との意思決定を行ないました。
「場所がよろしくない」「なぜ学童保育を入れるのか」などの意見もあがりましたが、これらも、
「建設に反対、先送りするほどの問題ではない」、「公民館の建替えもあり有利な過疎債のあるうちに実施するのが良い」といった判断です。
一方で、時期を急ぐあまり、「何のために建てるのかより、建てること自体が目的化」していることを指摘、「運営、運用のイメージはこれから決めてゆく」が今後のキーとなること。また、
「学校の余裕教室利用を含めた公共施設の中長期的な活用、整備方針」を明確にすることを提言としています。
複合施設の計画自体については、
①学童保育施設としても利用するからには、安全安心はもとより、小学校の余裕教室では到底実現できない環境を提供する(たとえば、三宅に住む0~18歳すべての子がいつでも立ち寄れる場とする)こと、
②現状の中央公民館機能の拡充、
③町民ひとりひとりの居場所(コミュニティ機能)づくり、
の観点で現行計画イメージに対して具体的な提案を行なっています。
場所については、学童を入れるからには範囲は限定されてきます。利用者の交通アクセスの点から、道路幅や駐車スペースの改善も今後必要になるかもしれません。いずれにせよ、現行計画の位置に建つ中央機能の複合施設として、住民の声が反映された施設となり、施設運営されることに、議会としても、私個人としても、積極的にかかわってゆきたいと思っています。
②過疎対策
過疎対策としては、「地方版総合戦略」の策定として280万ほどの予算がついています。この総合戦略策定の過程で、人口問題の現状把握、問題の抽出を行ない、その内容に則した過疎対策を立てることになると思われます。
私は、昨年3月と12月の一般質問等で、「過疎対策については近隣町の状況を含めて原因をしっかり調査した上で対策を講じる」必要性を論じ、主原因の解析なく単発的な事業を打つのではなく、現段階では、近隣を含めた調査活動に予算をつけるべきであることを主張しましたが、今回の予算がそのように活用されるよう見てゆきたいと思っています。(「循環型経済」をつくる。編者:藤山浩 のような活動となるように)
③フードフェスタ
地方創生(?)の助成金で、ここ何年かイベント会社によるフードフェスタ(年1回)を役場前で開いていましたが、助成金が切れたこともあり、自前の低予算で駅前朝市(2か月に1回ほど)による特産物PRを行なうという予算があげられています。
これをトリガにして駅前の活用が促されるように、いっしょになってやってゆきたいと思っています。
④その他
個別の予算ではありませんが、全体を通して気になったことがあります。
「国から補助金が出る」→「補助金を取るためには、これこれこういった計画書が必要」→「計画書を作るため、その仕事を外注(委託)する」→「補助金は取れたものの、真の目的、使い方が無い」→「事業そのものを外注(委託)に出す」、という流れ。
職員は、日々の事をやっていて、地方創生とか、過疎対策とか、防災とか、には結局手が回らない。
こんなサイクルに陥っているように思われます。
対策は、。。。。
3月議会のメインは次期予算案。
結果は、原案どおり可決ですが、さまざまな質疑、討論が行われています。
予算は、ざっくりと、総額36億円で例年なみ、過疎債利用も2億円弱と前年と同等です。
内容的には、「複合施設」の設計等に9000万ほどがつけられています。
30年度は、「複合施設」計画策定として700万ほどでしたので、これからが本格的なスタートと言えるでしょう。
先に、特別委員会の委員会報告を掲載しましたが、読むのがしんどい。
自分であとから見ても、読むのがしんどいと思いましたので、かみくだいて再掲します。
①複合施設
「複合施設」については、設計予算は、2月に「複合施設だよりVol3」に示されたものとほぼ同等で、その先を含めた事業総額は7億円強というものです。
議会では、複合施設に関しては、12月より特別委員会を設置し、調査、討議を繰り返してきました。
住民のみなさんからもさまざまな声を聞かせていただき、討論をおこなってきましたが、最終的には、施設への提言を添えて、「建設に賛成」との意思決定を行ないました。
「場所がよろしくない」「なぜ学童保育を入れるのか」などの意見もあがりましたが、これらも、
「建設に反対、先送りするほどの問題ではない」、「公民館の建替えもあり有利な過疎債のあるうちに実施するのが良い」といった判断です。
一方で、時期を急ぐあまり、「何のために建てるのかより、建てること自体が目的化」していることを指摘、「運営、運用のイメージはこれから決めてゆく」が今後のキーとなること。また、
「学校の余裕教室利用を含めた公共施設の中長期的な活用、整備方針」を明確にすることを提言としています。
複合施設の計画自体については、
①学童保育施設としても利用するからには、安全安心はもとより、小学校の余裕教室では到底実現できない環境を提供する(たとえば、三宅に住む0~18歳すべての子がいつでも立ち寄れる場とする)こと、
②現状の中央公民館機能の拡充、
③町民ひとりひとりの居場所(コミュニティ機能)づくり、
の観点で現行計画イメージに対して具体的な提案を行なっています。
場所については、学童を入れるからには範囲は限定されてきます。利用者の交通アクセスの点から、道路幅や駐車スペースの改善も今後必要になるかもしれません。いずれにせよ、現行計画の位置に建つ中央機能の複合施設として、住民の声が反映された施設となり、施設運営されることに、議会としても、私個人としても、積極的にかかわってゆきたいと思っています。
②過疎対策
過疎対策としては、「地方版総合戦略」の策定として280万ほどの予算がついています。この総合戦略策定の過程で、人口問題の現状把握、問題の抽出を行ない、その内容に則した過疎対策を立てることになると思われます。
私は、昨年3月と12月の一般質問等で、「過疎対策については近隣町の状況を含めて原因をしっかり調査した上で対策を講じる」必要性を論じ、主原因の解析なく単発的な事業を打つのではなく、現段階では、近隣を含めた調査活動に予算をつけるべきであることを主張しましたが、今回の予算がそのように活用されるよう見てゆきたいと思っています。(「循環型経済」をつくる。編者:藤山浩 のような活動となるように)
③フードフェスタ
地方創生(?)の助成金で、ここ何年かイベント会社によるフードフェスタ(年1回)を役場前で開いていましたが、助成金が切れたこともあり、自前の低予算で駅前朝市(2か月に1回ほど)による特産物PRを行なうという予算があげられています。
これをトリガにして駅前の活用が促されるように、いっしょになってやってゆきたいと思っています。
④その他
個別の予算ではありませんが、全体を通して気になったことがあります。
「国から補助金が出る」→「補助金を取るためには、これこれこういった計画書が必要」→「計画書を作るため、その仕事を外注(委託)する」→「補助金は取れたものの、真の目的、使い方が無い」→「事業そのものを外注(委託)に出す」、という流れ。
職員は、日々の事をやっていて、地方創生とか、過疎対策とか、防災とか、には結局手が回らない。
こんなサイクルに陥っているように思われます。
対策は、。。。。
テーマ : 政治・地方自治・選挙
ジャンル : 政治・経済