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H30-9報告4 H29年度決算認定

平成30年第三回定例会議会報告その4

決算認定では、行政評価を!!

決算認定は、決算審査特別委員会という委員会を構成して行われる。
各事業項目毎に、主に会計報告的な内容(予算額がいくらに対して決算額いくらといったもの)の説明を受けて、質疑応答を行ない、最終的に決算内容を認定するかどうかを評決する。

会計報告的な内容も重要ではあるが、その事業に対する成果反省が重要である。
近年は、行政のほうで、事業別に分類された説明資料を作ってくれており、事業項目毎に説明をしてくれているので、事業としての成果反省を質問しやすい環境になっている。(昔は大変だったと、先輩議員の方々は言う。)

成果・反省にまつわる質問とは、その事業が、本来の目的を達成出来ているのかどうか、不足があるとすれば今後どのようにしてゆくのか、水平展開できるような気付きはあったか、などを意味する。

例えば、
今回、複合施設整備の基本構想を策定していたが、その内容がお粗末すぎないか? 住民の声を聞くといっても内容が薄いし、関連する当事者の声が反映されているとは思えない。施設等総合管理計画の誤りにも気づかない。外注委託業務に対し、期待するアウトプットをしっかりと持ち、進捗をこまめに管理し、納入物のチェックを行えているのか? という疑問が沸く。

三宅町の場合、構想、計画の類は、ほとんど外注されているわけで、しっかりと振り返りを行ない他部門へも水平展開をしていただきたいところである。

 過去より、決算審査では、個々業務に対して成果反省に関連する質疑を細かく行なってきたが、それが果たして、次につながっているのか、水平展開できているのか、疑問に感じていた。 今年度のも、大いに疑問である。

 今までに、決算審査は3回やらせてもらっている。
 研修などでは、決算審査の結果を次の予算審査につなげてこそ、意味あるものになる、といったことが言われていた。 しかしながら、個々の事業に対する目標設定や業務
 への取り組み姿勢など、その一つ一つが次年度の予算審査に反映できるものではない。(予算策定段階なら可能性はある)

結局、三役(町長、副町長、教育長)および各部長、担当課の気づきに頼るところが大きいのが現状。

個々の細かな事を次につなげてゆく、気づきを高めるにはどうすれば良いか?
最もシンプルなのが、決算委員会で、事業毎、または部・課毎に成果・反省を上げて業績評価を行なうことだと思う。
 
ちょっと調べてみたが、決算審査と合わせて、、「議会による行政評価というものでこのような事を行なっている市町村が既にあるようだ。

議会改革の一つの材料として、今後、これを検討してゆきたい。

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テーマ : 政治・地方自治・選挙
ジャンル : 政治・経済

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松本健(まつもと たけし)です。

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プロフィール
松本 健(まつもと たけし)

松本健(まつもと たけし)

昭和37年11月12日生まれ
三宅小学校、式下中学校卒業の後、奈良県立畝傍高等学校を卒業。
昭和60年に大阪大学工学部を卒業ののち、民間企業に入社。
主に神奈川県川崎市でマイクロプロセッサの設計、開発に従事。
2011年5月、同社に26年間勤務の後、故郷三宅町に戻り現在に至る。
2016年7月より、町議会議員として活動を開始。
妻と小学生の子ども1人に高齢の父の4人暮らし。三河在住。

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