H30-9報告1 一般質問
平成30年第三回定例会議会報告その1
公共施設等総合管理計画のコスト計算がまちがっていた???
今回、複合施設整備に関し、「公共施設等総合管理計画と複合施設整備について」と題して一般質問を行いました。
新たに建設しようとしている複合施設が、三宅町の長期的な方向性に沿ったものなのかどうかを、確認するための質問です。
そのため、町の公共施設に対して
「現在の施設規模を保ったまま、維持更新を図ってゆく場合、将来にわたって、どれだけのコストがかかるのか?」
「現在の財政状況で、施設維持、機能維持にどれだけのコストをかけることができているのか?」
を問い、その上で、
「複合施設に盛り込む機能ごとに必要とされる将来の維持コスト」
を問いましたが、
「『公共施設等総合管理計画』において、公共施設に係る更新投資の試算に見直しの必要が発生したため、再度、精査しているところであり、早急に修正して参りたいと考えております。
なお、中央公民館、旧つながり総合センター、人権センターの3つの施設の再建築費用は、合計10億7千178万5千円となります。」といった回答となりました。
いままで、どれくらいのコストをかけれているのかについては言及なし。
(正確なところは、会議録をご確認ください。)
はじめて、10億といった数字が出てきましたが、これを、どこまで圧縮しようとするのか、はたまた、新しい機能が入るので、ということで、さらに膨れ上がることになるのか、いずれにせよ、1つの目安であることには違いないと思います。
再質問では、
①「複合施設整備基本構想は、公共施設等総合管理計画を踏まえて作成されたとのことだが、踏まえるべき計画のコスト計算が間違っていたことに、気づかずに、構想が作成されている。本当に、踏まえて、の基本構想だったのか?」
と、
②「なぜ、こんなミスを、今の今まで、気づかずに過ごせたのか?」
を問いました。
①については、
「金額を参照するというより、延床面積等のデータを参照して進めた」という感じの回答。
②については、
「チェック体制、管理体制が甘かった。今後、それらを強化する。」といった感じの回答。
私は、①は、
「公共施設等総合管理計画が、絵に描いた餅であり、各担当課が我が事ととらえていなかったこと。複合施設整備で言うなら、その施設が三宅町全体の方針に合致したものなのか、方針的なことはトップの判断で、私達が考えることではない。」 みたいな考え方によるもの。
②は、
「管理者、担当者、関係者すべてにコスト意識が無いこと。 何を作るか、どういうものを作るか、を決める事が先決で、それが決まれば、後は、基準に従ってコストは出てくる。出てきた費用は、誰かになんとか工面してもらうしかない。工面できるかどうかを含めて、最後にやるかやらないかは、トップの判断で、私達が考えることではない。」 みたいな考え方によるもの。
仕事の手順が、何を作るかが決まってから、コスト計算となっていて、まだ、何を作るかが決まっていない段階では、コストの事はあまり頭になかった。」と考える。自分の家の買い物なら考えられない手順である。過去より、「決める人」と「決められた事を実行する人」と役割分担がなされていたのかもしれません。
この推察は、そんなに、外れていないと思っています。
コストについては、トップが判断する、というのなら、それでも良い。そういうやり方もあるだろう。
その場合は、トップが、今回の間違いに気づかないといけないわけで、実際問題、そんなところまでトップが見れるわけがない。
見れないなら、当事者にコスト意識を持たせるように、業務を明確化しなければならないが、残念ながら、それが出来ていない。
組織力の問題なのか、風土というものなのか、これは上から指示しないと変わるものではないから、上の責任は重大である。
今回の件で、「なぜ、コスト意識が無いか」、わかってきたような気がしています。
もちろん、議会にも責任があり、議会にもやれることがあると思っています。
少々煙たがられようが、嫌がられようが、機会を作って、言い続けようと思います。
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公共施設等総合管理計画のコスト計算がまちがっていた???
今回、複合施設整備に関し、「公共施設等総合管理計画と複合施設整備について」と題して一般質問を行いました。
新たに建設しようとしている複合施設が、三宅町の長期的な方向性に沿ったものなのかどうかを、確認するための質問です。
そのため、町の公共施設に対して
「現在の施設規模を保ったまま、維持更新を図ってゆく場合、将来にわたって、どれだけのコストがかかるのか?」
「現在の財政状況で、施設維持、機能維持にどれだけのコストをかけることができているのか?」
を問い、その上で、
「複合施設に盛り込む機能ごとに必要とされる将来の維持コスト」
を問いましたが、
「『公共施設等総合管理計画』において、公共施設に係る更新投資の試算に見直しの必要が発生したため、再度、精査しているところであり、早急に修正して参りたいと考えております。
なお、中央公民館、旧つながり総合センター、人権センターの3つの施設の再建築費用は、合計10億7千178万5千円となります。」といった回答となりました。
いままで、どれくらいのコストをかけれているのかについては言及なし。
(正確なところは、会議録をご確認ください。)
はじめて、10億といった数字が出てきましたが、これを、どこまで圧縮しようとするのか、はたまた、新しい機能が入るので、ということで、さらに膨れ上がることになるのか、いずれにせよ、1つの目安であることには違いないと思います。
再質問では、
①「複合施設整備基本構想は、公共施設等総合管理計画を踏まえて作成されたとのことだが、踏まえるべき計画のコスト計算が間違っていたことに、気づかずに、構想が作成されている。本当に、踏まえて、の基本構想だったのか?」
と、
②「なぜ、こんなミスを、今の今まで、気づかずに過ごせたのか?」
を問いました。
①については、
「金額を参照するというより、延床面積等のデータを参照して進めた」という感じの回答。
②については、
「チェック体制、管理体制が甘かった。今後、それらを強化する。」といった感じの回答。
私は、①は、
「公共施設等総合管理計画が、絵に描いた餅であり、各担当課が我が事ととらえていなかったこと。複合施設整備で言うなら、その施設が三宅町全体の方針に合致したものなのか、方針的なことはトップの判断で、私達が考えることではない。」 みたいな考え方によるもの。
②は、
「管理者、担当者、関係者すべてにコスト意識が無いこと。 何を作るか、どういうものを作るか、を決める事が先決で、それが決まれば、後は、基準に従ってコストは出てくる。出てきた費用は、誰かになんとか工面してもらうしかない。工面できるかどうかを含めて、最後にやるかやらないかは、トップの判断で、私達が考えることではない。」 みたいな考え方によるもの。
仕事の手順が、何を作るかが決まってから、コスト計算となっていて、まだ、何を作るかが決まっていない段階では、コストの事はあまり頭になかった。」と考える。自分の家の買い物なら考えられない手順である。過去より、「決める人」と「決められた事を実行する人」と役割分担がなされていたのかもしれません。
この推察は、そんなに、外れていないと思っています。
コストについては、トップが判断する、というのなら、それでも良い。そういうやり方もあるだろう。
その場合は、トップが、今回の間違いに気づかないといけないわけで、実際問題、そんなところまでトップが見れるわけがない。
見れないなら、当事者にコスト意識を持たせるように、業務を明確化しなければならないが、残念ながら、それが出来ていない。
組織力の問題なのか、風土というものなのか、これは上から指示しないと変わるものではないから、上の責任は重大である。
今回の件で、「なぜ、コスト意識が無いか」、わかってきたような気がしています。
もちろん、議会にも責任があり、議会にもやれることがあると思っています。
少々煙たがられようが、嫌がられようが、機会を作って、言い続けようと思います。
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テーマ : 政治・地方自治・選挙
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