学童保育施設について
三宅町の学童保育施設をこれからどうしてゆくか、について。
まずは、背景の整理から。
以前より、三宅町の学童保育は、学校から数百メートル離れた「つながり総合センター」で行われていた。
「つながり総合センター」は、運動場や講堂もあり、児童館、地域コミュニティ機能を備えた、古くからある施設で、
児童館活動とともに学童保育が行われていた。
ところが、昨年の今ごろ、この「つながり総合センター」の建物の耐震診断結果が出て、
継続使用に問題があるとのことから、急遽、三宅小学校の奥棟の2教室に移転することとなった。
この移転は、緊急避難的なものであり、早急に、学童保育のための施設を学校付近(?)に新築する、
という予定であったようだが、慎重論もあり、「ゼロベースからの見直し」、となった。
現在、小学校の2教室で学童保育は継続されており、今後、どうしてゆくかの協議が続いている。
といった感じでしょうか。
この問題、単純に住民の意見が真っ二つに割れている、といった問題ではなく、
複数の事案が絡まって問題を複雑にしているという面があり、これらを、
今一度、順序立てて整理してゆく必要があると思います。
主な論点を以下に列挙します。
・学童保育とは
・児童館、児童館活動とは
・つながり総合センター(跡地)をどうするか
・既存の町の施設の耐震診断状況と有効活用について
ある人は、「学童保育は、大半が、学校の教室などを有効活用してやりくりしている」「人口減少の中、学童保育のための施設建設は時代に逆行している」と言う。
また、ある人は、「学童保育施設は、本来、家の代わりをなすもの。子どもが、学校から、学童保育施設に帰ってきて、『おかえりなさい』と迎えてあげるところ。学校の中では、居残り、延長保育、のようになり、意に反する。」「三宅では、今まで、児童館施設の中で、児童館活動の一環として学童保育を進めていた。これを途絶えさせたくない。」と言う。
つまり、三宅が、「学童保育は学童保育」と割り切るのか、「児童館活動の中での学童保育」を目指すのか、
が、第一の論点整理のポイント。
次に、施設関係。
ある人は、「今のつながり総合センターは、地域住民のコミュニティの場であった。地域コミュニティの場としては、継続使用させてほしい」と言い、
また、ある人は、「つながり総合センターが、災害時の避難場所だった。今後、なにかあったらどうすれば良いの」と言う。
また、一方で、「学校に余裕がない、という前に、公民館をなんとかして。住民の打ち合わせスペースの確保や、調理施設、図書機能など、足りていない機能だらけ」、しかしながら、「公民館も古い建物だし、耐震診断をしたら新たな問題が出るだろう。」といったり、「公民館は、耐震診断上問題が出ても、たぶん、耐震補強すれば使える(だろう)」だったり。
公民館、あざさ苑、小学校、(耐震的に問題のあった)つながり総合センター、について、総合的にこの先どうしてゆくのか
を、整理する必要がある。 文化ホール、役場の有効活用も関係してくるかもしれない。
以上をふまえて、私は以下のように考えます。
急ごしらえで、学童保育施設だけを新設しても、現状に対して、何の解決にもならない。 なぜなら、学童保育施設だけなら、
今の、小学校の2教室の環境と変わりないから。(学童のためだけの学童なら、今の環境でも許容範囲。)
三宅では、これまで、「児童館活動の中の学童保育」という形を目指した活動がされてきた流れもあり、これを継続すべき。
ただ、ここ1年、「児童館ニュース」も滞り、さまざまな児童館イベントが行われにくくなっているように思われる。
イベントに使うため、調理施設をあたっても、実現に向けては、あざさ苑や公民館、おかげ会館、それぞれに問題を抱えていると聞く。現状で使える資源の範囲内での活発な児童館活動を望むし、町はそれを支援すべきである。
今の資源で3年程度引っ張る前提で、公民館、つながり総合センター、文化ホール、あざさ苑、(庁舎)、含めた総合計画を立てて実行する。 つながり総合センター跡に、複合施設を建てるのも一つの解だろうし、公民館に機能を集約させるのも一つの解だろう。防災のために庁舎がいちばん大切というのであれば、そういった道もあるのかもしれない。必要なものは何で、それをどのように実現するか、広く合意を形成する必要がある。
また、その間も、公民館やあざさ苑の一室を使うなどして児童館活動を絶やさないようにする工夫が必要であろう。
まずは、みんなが、言いたいことを言う。が大切だと思います。
いろんな意見をお聞かせください。
まずは、背景の整理から。
以前より、三宅町の学童保育は、学校から数百メートル離れた「つながり総合センター」で行われていた。
「つながり総合センター」は、運動場や講堂もあり、児童館、地域コミュニティ機能を備えた、古くからある施設で、
児童館活動とともに学童保育が行われていた。
ところが、昨年の今ごろ、この「つながり総合センター」の建物の耐震診断結果が出て、
継続使用に問題があるとのことから、急遽、三宅小学校の奥棟の2教室に移転することとなった。
この移転は、緊急避難的なものであり、早急に、学童保育のための施設を学校付近(?)に新築する、
という予定であったようだが、慎重論もあり、「ゼロベースからの見直し」、となった。
現在、小学校の2教室で学童保育は継続されており、今後、どうしてゆくかの協議が続いている。
といった感じでしょうか。
この問題、単純に住民の意見が真っ二つに割れている、といった問題ではなく、
複数の事案が絡まって問題を複雑にしているという面があり、これらを、
今一度、順序立てて整理してゆく必要があると思います。
主な論点を以下に列挙します。
・学童保育とは
・児童館、児童館活動とは
・つながり総合センター(跡地)をどうするか
・既存の町の施設の耐震診断状況と有効活用について
ある人は、「学童保育は、大半が、学校の教室などを有効活用してやりくりしている」「人口減少の中、学童保育のための施設建設は時代に逆行している」と言う。
また、ある人は、「学童保育施設は、本来、家の代わりをなすもの。子どもが、学校から、学童保育施設に帰ってきて、『おかえりなさい』と迎えてあげるところ。学校の中では、居残り、延長保育、のようになり、意に反する。」「三宅では、今まで、児童館施設の中で、児童館活動の一環として学童保育を進めていた。これを途絶えさせたくない。」と言う。
つまり、三宅が、「学童保育は学童保育」と割り切るのか、「児童館活動の中での学童保育」を目指すのか、
が、第一の論点整理のポイント。
次に、施設関係。
ある人は、「今のつながり総合センターは、地域住民のコミュニティの場であった。地域コミュニティの場としては、継続使用させてほしい」と言い、
また、ある人は、「つながり総合センターが、災害時の避難場所だった。今後、なにかあったらどうすれば良いの」と言う。
また、一方で、「学校に余裕がない、という前に、公民館をなんとかして。住民の打ち合わせスペースの確保や、調理施設、図書機能など、足りていない機能だらけ」、しかしながら、「公民館も古い建物だし、耐震診断をしたら新たな問題が出るだろう。」といったり、「公民館は、耐震診断上問題が出ても、たぶん、耐震補強すれば使える(だろう)」だったり。
公民館、あざさ苑、小学校、(耐震的に問題のあった)つながり総合センター、について、総合的にこの先どうしてゆくのか
を、整理する必要がある。 文化ホール、役場の有効活用も関係してくるかもしれない。
以上をふまえて、私は以下のように考えます。
急ごしらえで、学童保育施設だけを新設しても、現状に対して、何の解決にもならない。 なぜなら、学童保育施設だけなら、
今の、小学校の2教室の環境と変わりないから。(学童のためだけの学童なら、今の環境でも許容範囲。)
三宅では、これまで、「児童館活動の中の学童保育」という形を目指した活動がされてきた流れもあり、これを継続すべき。
ただ、ここ1年、「児童館ニュース」も滞り、さまざまな児童館イベントが行われにくくなっているように思われる。
イベントに使うため、調理施設をあたっても、実現に向けては、あざさ苑や公民館、おかげ会館、それぞれに問題を抱えていると聞く。現状で使える資源の範囲内での活発な児童館活動を望むし、町はそれを支援すべきである。
今の資源で3年程度引っ張る前提で、公民館、つながり総合センター、文化ホール、あざさ苑、(庁舎)、含めた総合計画を立てて実行する。 つながり総合センター跡に、複合施設を建てるのも一つの解だろうし、公民館に機能を集約させるのも一つの解だろう。防災のために庁舎がいちばん大切というのであれば、そういった道もあるのかもしれない。必要なものは何で、それをどのように実現するか、広く合意を形成する必要がある。
また、その間も、公民館やあざさ苑の一室を使うなどして児童館活動を絶やさないようにする工夫が必要であろう。
まずは、みんなが、言いたいことを言う。が大切だと思います。
いろんな意見をお聞かせください。
テーマ : 政治・地方自治・選挙
ジャンル : 政治・経済