公共事業は高くつく?
私は、もともと、ケチな質なんでしょうか、よくお金の計算をしていました。
で、三宅で子どもを保育園に入れている時に、幼児園(三宅ではこう呼ぶ)の改修工事が2度(一度目が幼稚園舎側、二度目が保育園舎側)が入ることになりました。
2度目の改修の時に、園の説明で、「昨年は、耐震のため、国からの補助金で幼稚園舎の改修を行いましたが、今年は引き続き保育園舎の改修を行っていただくことになりまとした。
これは国の補助金での耐震改修ではなく、町単独の事業としてです。」と言われた。
どちらも、1億5000万ほどだったと思う。
私は、質問しました。
「耐震改修でも無く、平屋の10部屋ほどの改修に1億5000万って高くありませんか?」
明確な回答(なるほど、これくらいかかるもんなんだ、と納得できる回答)は示されず、「資料請求してください」などと言われたものの、逆に、この事業がどういう目的で企画されたのかを示す資料さえも存在しないことが分かった次第で、金額どころか、町の政策意思決定過程の問題を垣間見る事になりました。
その後、石見駅前開発についても、上と同様。開発の具体的な目標、目指すゴール、に納得のゆく熟議の後は見られず、事業規模、予算についても?。
費用については、当然の事ながら、規定のルールに基づいて設計、見積り、発注がなされているもので、不正云々の話ではありません。
どのように目標設定をし、住民の合意を得て、事業開始となったのかが不明であるということです。
また、ある時、議会で、水道工事(破損の改修)に302万の補正予算を組む話がありました。
私は、「金額の妥当性を説明してください。」と問いましたが、意図した回答は返ってきませんでした。
規定のルールに則って設計された費用である、ということです。
私は、家庭への新規の水道引き込みが最低で30万円ほど、ということ、水道管工事の改修期間は高々数時間ではないか、1人月以上の人件費がかかるわけでもあるまい、などと思いを巡らせながらの質問だったのですが、そういうものではない、ということです。
次に出てきたのが、新しく出来た消防詰所。京奈和、伴堂東交差点近くのものです。
一階に、消防車のスペースと、何部屋かがあって、2階にも、詰所スペースがある。床面積が100坪程度のもの。
あと横に車が6台ほど入るガレージがある。これの建設費が1億以上(土地含まず)。
ちょうど、加計学園の校舎の建設費の話がテレビでやっているころで、坪単価100万円は高いとか言っている時だったので、「え~、この詰所、坪単価100万円以上するの?」と思った次第です。
他に、小学校へのエアコン設置の話もあります。20部屋ほどにエアコンを入れるのに5000万円ぐらいかかるとのこと。
他市町村の学校でも、それくらいかかっているらしい。
大容量の電気工事だからとか、いろいろと言われるが、1部屋250万は無いんじゃないか? と思ってしまうのは私だけだろうか。
「公共事業は、安かろう悪かろうじゃいけないので、どうしても割高になる」
「入札で安い値段で落札させて、手抜き工事等により後で問題が起きないように最低価格を設けている」
「公共事業自体に、産業の育成の意味合いもあるので、むやみな値段のたたき合いは良くない」
「とにかく、おおやけがやったら、なんでも割高になる。そういうもんだ。」
「入札の最低価格は、民間の競争で言うと、だいたいスタートラインの価格。民間の事業では、そこから、どれだけコストを下げるかが競争力。」
などと、いろいろな人から話を聞かせてもらった。
私は、これらの話を聞いて、「そんなんやったら、町には、一切、事業はしてもらいたくない。」と思ってしまいました。
極論すると、政府は、所得の再分配だけきっちりやってくれればいい。
再分配と公共サービスをごっちゃまぜにして、競争力のない公共サービスをやられていては、たまったものではない。
行政がつくる建物は、しっかりとしたものでなくてはならない、と言われますが、これからどのように人口変動があるのかもわからないところに、もし100年設計の消防建屋を建てていたとなると、それも問題。
子どもにエアコンは付けてあげたいが、30人学級に250万円でしかエアコンが付けれないなら、何か根本的に問題があるのではないか。
まさに、その事業の担当者自身が、「ルールどおりにやったらこの値段」で済ませるのではなく、「自腹を切るなら、これだけ出すのか」、「同じお金ならもっと有意義に使えないのか」、を常に念頭に置いた行動をしてくれる団体でこそ、税金を使う資格があると私は思います。
で、三宅で子どもを保育園に入れている時に、幼児園(三宅ではこう呼ぶ)の改修工事が2度(一度目が幼稚園舎側、二度目が保育園舎側)が入ることになりました。
2度目の改修の時に、園の説明で、「昨年は、耐震のため、国からの補助金で幼稚園舎の改修を行いましたが、今年は引き続き保育園舎の改修を行っていただくことになりまとした。
これは国の補助金での耐震改修ではなく、町単独の事業としてです。」と言われた。
どちらも、1億5000万ほどだったと思う。
私は、質問しました。
「耐震改修でも無く、平屋の10部屋ほどの改修に1億5000万って高くありませんか?」
明確な回答(なるほど、これくらいかかるもんなんだ、と納得できる回答)は示されず、「資料請求してください」などと言われたものの、逆に、この事業がどういう目的で企画されたのかを示す資料さえも存在しないことが分かった次第で、金額どころか、町の政策意思決定過程の問題を垣間見る事になりました。
その後、石見駅前開発についても、上と同様。開発の具体的な目標、目指すゴール、に納得のゆく熟議の後は見られず、事業規模、予算についても?。
費用については、当然の事ながら、規定のルールに基づいて設計、見積り、発注がなされているもので、不正云々の話ではありません。
どのように目標設定をし、住民の合意を得て、事業開始となったのかが不明であるということです。
また、ある時、議会で、水道工事(破損の改修)に302万の補正予算を組む話がありました。
私は、「金額の妥当性を説明してください。」と問いましたが、意図した回答は返ってきませんでした。
規定のルールに則って設計された費用である、ということです。
私は、家庭への新規の水道引き込みが最低で30万円ほど、ということ、水道管工事の改修期間は高々数時間ではないか、1人月以上の人件費がかかるわけでもあるまい、などと思いを巡らせながらの質問だったのですが、そういうものではない、ということです。
次に出てきたのが、新しく出来た消防詰所。京奈和、伴堂東交差点近くのものです。
一階に、消防車のスペースと、何部屋かがあって、2階にも、詰所スペースがある。床面積が100坪程度のもの。
あと横に車が6台ほど入るガレージがある。これの建設費が1億以上(土地含まず)。
ちょうど、加計学園の校舎の建設費の話がテレビでやっているころで、坪単価100万円は高いとか言っている時だったので、「え~、この詰所、坪単価100万円以上するの?」と思った次第です。
他に、小学校へのエアコン設置の話もあります。20部屋ほどにエアコンを入れるのに5000万円ぐらいかかるとのこと。
他市町村の学校でも、それくらいかかっているらしい。
大容量の電気工事だからとか、いろいろと言われるが、1部屋250万は無いんじゃないか? と思ってしまうのは私だけだろうか。
「公共事業は、安かろう悪かろうじゃいけないので、どうしても割高になる」
「入札で安い値段で落札させて、手抜き工事等により後で問題が起きないように最低価格を設けている」
「公共事業自体に、産業の育成の意味合いもあるので、むやみな値段のたたき合いは良くない」
「とにかく、おおやけがやったら、なんでも割高になる。そういうもんだ。」
「入札の最低価格は、民間の競争で言うと、だいたいスタートラインの価格。民間の事業では、そこから、どれだけコストを下げるかが競争力。」
などと、いろいろな人から話を聞かせてもらった。
私は、これらの話を聞いて、「そんなんやったら、町には、一切、事業はしてもらいたくない。」と思ってしまいました。
極論すると、政府は、所得の再分配だけきっちりやってくれればいい。
再分配と公共サービスをごっちゃまぜにして、競争力のない公共サービスをやられていては、たまったものではない。
行政がつくる建物は、しっかりとしたものでなくてはならない、と言われますが、これからどのように人口変動があるのかもわからないところに、もし100年設計の消防建屋を建てていたとなると、それも問題。
子どもにエアコンは付けてあげたいが、30人学級に250万円でしかエアコンが付けれないなら、何か根本的に問題があるのではないか。
まさに、その事業の担当者自身が、「ルールどおりにやったらこの値段」で済ませるのではなく、「自腹を切るなら、これだけ出すのか」、「同じお金ならもっと有意義に使えないのか」、を常に念頭に置いた行動をしてくれる団体でこそ、税金を使う資格があると私は思います。