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竹下和男先生・弁当の日

9月3日(日)
 「親子がつながる食育イベント 弁当の日」
 に行ってきました。


弁当の日


「弁当の日」というのを、みなさんご存じでしょうか?
私は当日まで知りませんでした。「”弁当の日”提唱者」という肩書きで、全国で講演されておられる竹下和男さんという方、みなさんご存じでしょうか?
こちらも、私は当日まで知りませんでした。

この日は、「生きる力を育てるために、今できること」という題目での、竹下先生の講演会と、小学生を対象とした調理実習が企画されていました。
小学生の調理実習のほうは、応募したのですが3倍ほどの抽選だったそうで、外れてしまいました。なので、講演会だけを聞きに行きました。

事前に知人の方から、「絶対に大泣きするから、バスタオルを持って行くように」と言われていて、そんなばかな、と思っていたら、ほとんどの聴衆が涙腺をうるうるさせていました。(はなちゃんのお話)
とってもいいお話、深いお話、で、私の技術ではそれを紹介しきることはムリだと思いますが、がんばって記してみます。
(記憶をたどっての記載ですので、言葉、数字等実際のお話とは違っているかもしれません。興味を持たれたら、「竹下和男」で検索すれば、いろんな方の記事や、YouTubeなどを見ることができますので、ぜひご覧ください。)

竹下先生(小学校の校長先生だったらしい)は開口一番、こうおっしゃった。
「私の講演を聞かれて、よく言われることは、
『先生、もう5年早く、お話を聞きたかった。』
『先生、もう10年早く、お話を聞きたかった。』
という言葉です。」

私は、「ふう~ん。」と思っただけでしたが、講演の終了時には、本当に、
「もう10年早く出会いたかった。」と思うようになっていました。

子育て、というか、子どもとのかかわり方について、講演のあちこちに深~い話がちりばめられていました。

『人は置かれた環境に適応する』

 子どもたちに対して、「朝、先に一人で起きて、家族分のごはんを炊いて、お味噌汁を作って、朝食の用意が出来る人」と問うと、出来ると答える人は、2%~3%ぐらいだったとのこと。

まず、小さな子供は、「お母さん、何してるの?」と家庭で台所に興味を示す。
そして、「私にもやらせて。何か手伝おうか?」と、台所に立とうとする。
これは、子どもが大人になろうとするために、大人のしている事をまねるという本能的な行動。

そこで、「ありがとう、手伝わなくてもいいよ。あっちで遊んでなさい、勉強してなさい。」といった対応を何回か繰り返していると、子どもは、「これは、やってはいけない事」と体にたたきこまれる。

このようにして、生きるために必要な基本的なこと、ごはんを作ったり、片付けをしたり、という、自分の身の回りのことより、自分の楽しいこと、を優先するようになってゆく。

これは、全て、環境に適応してそうなってきているということなんですよ。
そういう環境を大人が作っているんですよ。
こういう育てられ方が、数十年とずっと続いてきている。

「ごはんを作る」「家族が喜ぶ」「これおいしいね。ありがとう。」と言ってもらえること。
そのよろこびを学ぶことなく、「余計な事はしない。自分のためになることだけしていればよい。」で育った子が大人になり、社会をとそして家庭を作っている。

これをなんとかしなければ、と思って、「弁当の日」を始めることにした。という感じだったと思う。

『弁当の日』
弁当の日、を始めるにあたっては、さまざまな反対、抵抗、があった。
前例がない。
学校の枠を超えている。
教師の仕事ではない。
家庭の事情を理解していない。
などなど。

しかし、2001年からスタートして、「弁当の日」実践校は、なんと1800校を超えている。

弁当の日、のルールは簡単。
・小学校5、6年生が対象。
・親は手伝わない。子ども自身が作る。
・10月から、2月まで月1回。計5回の開催が基本。
という感じ。

いろんなところで紹介もされ、
「子どもたち・若者たちの食の乱れは、大人たちの責任。食べることの大切さを
学ぶ機会として、弁当の日が全国でさらに広がることを願っている。」
といった評価を受けているとのことです。
これぞ、食育。 まさに食を通した人の学びの機会だと思います。

『人は環境を変える脳を持っている。これは人だけが持つ脳である。』

「弁当の日」を実践している中で、さまざまな事に巡り合った。
「先生、私は親から台所に立つこと、料理をすることを全く教わっていません。
だけど、これからは、がんばって料理を作ってゆこうと思います。子どもといっしょ
になって。この子の将来のためにも。」 ある講演の後で、このようにおっしゃった
お母さんが、数年後、
「先生、ありがとうございました。私、いろんな事が変わりました。先生のおかげです。」
と感謝の言葉を述べられる。

人は環境に適応する。 しかし、一方で、「人は環境を変えることができる。」
環境を変える意思を持って行動する、ことは人間固有のすばらしい能力である。

『発達障害について』
子どもの成長発達段階で、コミュニケーション能力が育たない環境に置かれている。
テレビやゲーム、といった一方通行のもの。楽しくなければチャンネルを変えればよい、
電源を切ればよい。テレビやゲームには、やさしい言葉をかける必要はない。
相手の心をおもんばかる、気遣う必要はない。
どんなひどい言葉をかけてもテレビやゲームは、変わらずサービスを続ける。
この環境に子どもが適応した結果、コミュニケーションに問題のある大人になってゆく。
そのほかにも、発達障害、と言われるものの中には、発達段階におかれた環境に起因する
ものが少なくないと思われる。
しかし、これもまた、「環境を変える」ことで改められるとも言われている。


『子どもに成長してもらいたかったら、自分(親)が成長する姿を見せなさい。』
子どもは常に親を見ている。
子どもに勉強しなさいと言うなら、その前に自分が勉強している姿を見せなさい。
子どもの成長を願うなら、自分が常に成長するような生き方をしなさい。

などなど。
脳科学的なこと、心理学的なこと、子育てのこと。
ご自身、今でも、毎日本を読んで自分を高めている。
講演会で話すためにも、日々自分の成長を止めてはいけないとのこと。

また、機会があれば、いや、機会を作ってでも、お話しを伺いたいと強く思った一日でした。
(私の理解の範囲で記事を書かせていただいております。ご本人の意図と異なる部分もあるかもしれませんが、その辺はご容赦ください。)

◆参考
ひろがれ“弁当の日”ウェブサイト
“弁当の日”実践校一覧 
私が前例になる!~「弁当校長」のしたたかな覚悟~

◆書籍
 人間になれない子どもたち
 人間脳を育てる
 はなちゃんのみそ汁
 ここ


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ごあいさつ
松本健(まつもと たけし)です。

町議会、自治会等を通して、

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のために、自治、自立を目指した住民主体のまちづくりに取り組んでいます。

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TEL. 090-8452-5455

E-mail. matsumo.take@gmail.com

プロフィール
松本 健(まつもと たけし)

松本健(まつもと たけし)

昭和37年11月12日生まれ
三宅小学校、式下中学校卒業の後、奈良県立畝傍高等学校を卒業。
昭和60年に大阪大学工学部を卒業ののち、民間企業に入社。
主に神奈川県川崎市でマイクロプロセッサの設計、開発に従事。
2011年5月、同社に26年間勤務の後、故郷三宅町に戻り現在に至る。
2016年7月より、町議会議員として活動を開始。
妻と小学生の子ども1人に高齢の父の4人暮らし。三河在住。

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