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山下新知事(奈良県)の就任記者会見を見て

大和平野中央プロジェクトの予算執行の見送りなどもあり、お話ししたいことがいっぱいです。

1.山下新知事の記者会見を見ての山下評

2.県立工科大学のこと

3.大和平野中央プロジェクト見直しの観点

の3つに分けて記したいと思います。

今回は、
1.山下新知事の記者会見を見ての山下評

初登庁記者会見で山下新知事は、
1.住民目線
2.情報公開
3.公正な行政執行
4.費用対効果(住民のお金なんだから、最小で最大の効果をあげるようにする)
といった事を述べていたように思います。

「維新」というレッテルを貼ることなく、素直に可能性を感じました。
住民目線で、情報公開を進め、公正な行政を示し、効果の最大化を図る。皆の望むものでしょう。
特に1~3。
これまで荒井県政に(改善を)望むこととして、「一方的、住民のほうを向いていない、住民の声をきかない」
がありました。
それらの改善が望める可能性を感じます。

ただ、1~3は良いのですが、4で少しひっかかりました。
「費用対効果」当然のような言葉ですが注意が必要な言葉です。

ここで言う費用や効果はどのように数値化するのか?
企業経営では、決められた期間にOUTPUTを金銭換算して、費用と効果を出します。
この、「お金に換算する」「期間を区切る」で、それぞれに見誤りを生む可能性があります。
さらに、種類の違う事業、たとえば福祉と土木、これをお金の大小で判断することも本質を見誤ることになります。

まず、効果面では、「目指す社会が何か?」を定めて、それに向かう効果を算定する必要があります。
選択の材料として費用対効果を出してくる場合は、目指す社会が異なる者同士が、政策の取捨選択を判断する際に、効果(額)で判断しようとする場合が多いように思います。

効果の判断が、目指す社会にどれだけ貢献するかとなった場合、それにかかる費用の多寡はさほど重要でなくなる事もあり得るでしょう。

そういう意味で、山下新知事には、
「今の奈良県、日本にどういう問題があって、どういう社会を目指したいのか、その中で、奈良県という単位で出来る、近づけることができる事は何か」
を語り、それに基づいた予算執行の見直しを図ったいただきたいと思います。

オープンで公正な行政、には期待します。
もし、大阪維新と裏で手を握っている(政治判断?)ことがあるならば、それもオープンにするのか、出来るのか?
山下新知事の目指す社会に、カジノや万博があるのか?
今の経済のしくみのまま、広域連合に入ることで、奈良は幸せになれるのか?
どういった社会を目指すのか?

もう一個気になったのは「視点の狭さ」
無理な注文かもしれないが、
①「奈良県=奈良市、生駒市」(自分の生活圏)を越えれていない。
②基本エリート。庶民目線に? 大学なんか京大に行けばよい、みたいな感覚が残っている。

知事になったら、視点もチェンジしてくれるかなと期待していたのだが。
今後、住民との対話を重ねて、広く大きな人になっていってくれるものと期待しています。
(あくまでも、一個人の記者会見を見た感想です。)

テーマ : 政治・地方自治・選挙
ジャンル : 政治・経済

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ごあいさつ
松本健(まつもと たけし)です。

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TEL. 090-8452-5455

E-mail. matsumo.take@gmail.com

プロフィール
松本 健(まつもと たけし)

松本健(まつもと たけし)

昭和37年11月12日生まれ
三宅小学校、式下中学校卒業の後、奈良県立畝傍高等学校を卒業。
昭和60年に大阪大学工学部を卒業ののち、民間企業に入社。
主に神奈川県川崎市でマイクロプロセッサの設計、開発に従事。
2011年5月、同社に26年間勤務の後、故郷三宅町に戻り現在に至る。
2016年7月より、町議会議員として活動を開始。
妻と小学生の子ども1人に高齢の父の4人暮らし。三河在住。

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