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R4 3月三宅町議会の報告⑤

令和4年三宅町議会第一回定例会(3月議会)の報告、5回目一般質問の2つ目です。

「スタートアップビレッジ」について。

昨年、石見駅近辺に、奈良県立大学の理工系学部を新設する県の計画が示されました。

その後、何度となく一般質問を行なってきました。(以下は要旨をまとめたもの)

2020年の12月

質問)「県、大学、は、どういった事を考えていて、その上で、町は、本案件の誘致により、どういった変化を目指すのか。」(人の流れ、産業振興、町財政面など)

町)現時点では、県、大学の考えについてお答えできる情報はない。また、町が本件誘致により、どのような変化を目指すかについても、お答えできる段階でない。

2021年12月(11月に県のキックオフ会議があった後の話)

質問)再度、上と同様の質問。

町)町が具体的に取り組むのは、県と同じく「スタートアップビレッジ」。

 なお、一般的な企業誘致による大規模開発が伴うようなものではなく、古来先人より守り継承されてきた今ある原風景や慣習を残しつつ、そこに最新のテクノロジーを融合させることで生活の利便性を飛躍的に向上させるとともに、全国で2番目に小さい町である本町の特性を活かし様々な分野におけるユニークな人材を集積させることにより、新たな交流人口を創出し町全体の活性化、ひいては三宅ビジョンの実現や過疎脱却に繋がるよう全町総力を挙げて取り組んで参りたい。

再質問)「スタートアップビレッジ」を目指すとしても、住民参画が大事。

例えば、住民主体でスタートアップビレッジの準備委員会、検討委員会を作るなど、住民の間にまちづくりの議論が沸いてくるような仕組み作り、住民の背中を押すような計画があればお願いします。

町)

ご意見として承って今後の検討材料の一つとさせていただきたいと思います。


ということで、今回。(一般質問のテープ起こしより抜粋)

質問)スタータップビレッジのために学校周辺をどのように整備しようと考えているのか

また、そのための都市計画は?

町)県立大学新キャンパスの設置に係る基本構想と計画が検討中の最中であることから現時点で本町の具体的な街づくりの計画内容を申し上げることは困難。

インフラ整備として、今年度に周辺道路整備の調査測量を行なう。都市計画は県の計画が出来た後に反映させてゆく。

なお、スタートアップビレッジに必要となる大学周辺施設については、町が整備を行なうのではなく、県が行なう。県の方で、今回収用予定の区画の中で、大学に併設したスタートアップ支援設備の整備を行なう予定で、その基本計画についても今期予算を計上している。


ということでした。

【解説】

つまり、スタートアップビレッジに必要となる施設も(学校と同じように)全て県が計画して県が作る。その際、県としては、住民の意見、提案は、町が聞いていて、その町と相談の上計画を策定するもの。町は地元意見を県にあげて、県の計画に反映できるよう努力する、というストーリーのようだ。

 なお、町長に、「現在、町長のところに届いているスタートアップ支援設備の整備に関する地元からの要望は?」と問うと、具体的には無いとのこと。 

 地元と話す段階で、地元からは「防災拠点」という言葉が上がっているということ。

また、町長の側からは、「スタートアップというと若い人だけに関係するもので、高齢者には関係ない」とよく言われるが、そんなことはなく、「どの世代でも自分事として可能性のあるものと捉えてほしい」といったことを伝えている、といった話があった。

 「大学に併設したスタートアップ支援設備」、夢のある大きな話、かもしれないし、全くたいしたことのない話なのかもしれない。地元での議論の余地はかなりあると思う。

 買い物は、何を買うかを決めるまで(のスペック検討)が最も楽しい。という話もあります。

地元でおおいに夢を膨らませたいものです。




テーマ : 地方自治
ジャンル : 政治・経済

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ごあいさつ
松本健(まつもと たけし)です。

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プロフィール
松本 健(まつもと たけし)

松本健(まつもと たけし)

昭和37年11月12日生まれ
三宅小学校、式下中学校卒業の後、奈良県立畝傍高等学校を卒業。
昭和60年に大阪大学工学部を卒業ののち、民間企業に入社。
主に神奈川県川崎市でマイクロプロセッサの設計、開発に従事。
2011年5月、同社に26年間勤務の後、故郷三宅町に戻り現在に至る。
2016年7月より、町議会議員として活動を開始。
妻と小学生の子ども1人に高齢の父の4人暮らし。三河在住。

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